溶接機

一般的定義

対象部材を融解して、接合させる機械。安定した高温で加熱し続ける事が必要で、その加熱方法として電気抵抗、アーク放電、ガス、プラズマ、レーザー等がある。
一般的にはアーク溶接が想像される。まさに芸術家でマルチタレントの篠原勝之さんが、バチバチと火花を散らして鉄のオブジェを制作するイメージである。

配管作業工具

配管作業の中では、非常に多くの溶接が存在する。
SGPの溶接には、アーク溶接・ガス溶接など。
ステンレス鋼鋼管には、ティグ(TIG)溶接など。
銅管や鉛管の溶接には、はんだ溶接・ガス溶接など。
塩ビ管には、塩ビ溶接機など。
架橋ポリエチレン管には、電気融着など。
大体が資格を必要な作業です。資格を必要としない電気融着も、初めての作業では各メーカーの教育を受ける事をお薦めする。
そしてどれもが、非常に熟練を要する作業で、多くの危険を伴う事も念頭に置いて頂きたい。

関連工具

アーク溶接機(左から一般的なタイプ、小型、充電式)

左からホルダー、アース、溶接面、自動遮光溶接面、自動遮光溶接面

ティグ溶接機

塩ビ用溶接機(左)、電気融着溶接機(右)

事故例

年間数多くの我々の仲間達が、労働災害の被害を受けています。過去の事例に学び、安全作業を心掛けましょう。

被害状況 火災
災害の経緯 8階建新築現場の屋上で空調配管の溶接を行っていた。同棟3階では同時にウレタン断熱の吹付け作業中で、4階・2階は火気厳禁だった。
溶接火花の飛散養生を監督員の指導の元、実施していたが3階まで火花が飛散し発火。
3階の吹付け作業者に怪我は無かった。
事故発生要因Ⅰ 作業中の危険察知不足
事故発生要因Ⅱ 現場ルールを守っていたので大丈夫だと思った
再発防止対策 危険予知を組み込んだ作業計画の見直し

被害状況 感電・墜落・死亡
災害の経緯 屋内において消火配管の溶接を高所作業車上で作業していた。
当日、雨天だったが屋内なので特に危険を感じていなかった。天井配管の吊り金物を伝い、雨水が高所作業車へと落ちていた為に作業員が感電。そのまま地面へ落下し病院へ運んだが4時間後に死亡。安全帯は使用していなかった。
事故発生要因Ⅰ 危険意識の薄さ
事故発生要因Ⅱ 安全帯未使用
再発防止対策 作業場所を的確に把握し、適切な処置をとる
安全帯使用の徹底

被害状況 感電・死亡
災害の経緯 工場の屋根上で雨水配管の溶接を行っていた。
鉄製の屋根の上で腹這いになり、現場溶接していたところ感電した。
1人作業だった為、災害発見が遅れた。時期は7月で屋根の上の作業は暑く、作業員は大量の汗をかいていた。
事故発生要因Ⅰ 危険感覚が無かった
事故発生要因Ⅱ 安全対策が粗悪
再発防止対策 あらゆる危険に対する処置をとる
単独作業の禁止